イベントベースの創作

2014年：アビランド（Haviland）コイントレー

ジャン・デュフィ（Jean Dufy）は、1925年の現代産業装飾芸術国際博覧会（Exposition des Arts Décoratifs）にて、1916年から1934年にかけてのアビランド（Haviland）との緊密なコラボレーションの成果としての偉業が称えられ、磁器カテゴリーの金賞を受賞しました。
2014年には、没後50年を記念して、アビランド（Haviland）が彼の絵からインスピレーションを得た2つのコイントレーを発売しました。

2014年：アビランド（Haviland）コーヒー& ティーサービス

2014年：ジャン・デュフィ（Jean Dufy）記念切手

フランス郵政公社は、エドガー・ドガ（Edgar Degas）、エドワード・ホッパー（Edward Hopper）およびジョルジュ・ブラック（Georges Braque）の功績を称えたのに続き、ジャン・デュフィ（Jean Dufy）（1888～1964）の没後50周年を記念して「The Seine at the Pont du Carrousel（セーヌ川のカルーゼル橋）」をモチーフにしたコレクター切手の発売を開始しました。
さらに、その年に発売された主要な切手が掲載された2014年度版の郵便切手ブックのカバーにも同絵画が登場しました。

1936～37年：シャイヨ宮（Palais de Chaillot）での「La Fée Électricité（電気の精）」の創作

ジャン・デュフィ（Jean Dufy）は兄のラウル（Raoul）から懇願され、1937年のパリ万国博覧会（Exposition Internationale de Paris）にて展示された作品である「La Fée Électricité（電気の精）」に積極的に関与しました。その役割は建築家のロベール・マレ＝ステヴァン（Robert Mallet-Stevens）が考案した「C.P.D.E（Compagnie Parisienne de Distribution d’Électricité）」のパビリオンの装飾用としての電気の歴史と図像に関する文書を収集することでした。彼はこうした発明の急速な成功に寄与した人物に聞き込みを行い、実物大のデッサンを描き、他方、この壮大な6,500 フィート（600m²～）もの規模の壁画における119人の専門者の肖像画の配置にも取り組みました。

1925年：アビランド（Haviland）向けの「Châteaux de France（シャトー・ド・フランス）」モチーフの創作

畝模様の食器一式「ピルグリム」モデル。
装飾：「Châteaux de France（シャトー・ド・フランス）」、16色調プリント。
裏面：ジャン・デュフィ（Jean Dufy）の青色の署名と「Exposition des A. D., Paris 1925」。
モチーフ創作日：1924年1月2日、初回プリント：1924年11月15日。
1925年パリ万国博覧会の現代産業装飾芸術国際博覧会（Paris Exposition des Arts Décoratifs）にて金賞獲得。

参照：Exposition des Arts Décoratifs, Paris 1925 (Larousse 1927) Plate: LIV

1924年：アビランド（Haviland）向けの「Bussière（ビュシエール）」モチーフの創作

食器一式。コーヒー&ティーサービス。
装飾：ピヴワヌ（牡丹）あるいは「Bussière（ビュシエール）」、9色調プリント。
裏面：ジャン・デュフィ（Jean Dufy）の青色の署名と「Exposition des A. D., Paris 1925」。”
初回プリント：1924年10月5日。

参照： Exposition des Arts Décoratifs, Paris 1925